セラピーにドッグダンスを採用した理由

須坂エクササイズをご存知でしょうか?
長野県須坂市が取り組んでいる認知症にならないためのエクササイズです。
どんなことをするのか、おじいちゃん、おばあちゃんが、歌を歌いながら体操をする普通のレクレーションなんです。
でも、歌を歌うことで体に大量の酸素を取り入れることができて、そのうえ体を動かすから有酸素運動がバッチリと出来てしまうので血流が良くなり体全身に血液が循環します。その結果、認知症になりにくいとされています。

中国の太極拳24式や48式と同じ理論ですが、須坂エクササイズは、音楽を聴きながら歌を歌うので、楽しさがぜんぜん違ってくるし、なにより対象者が、飽きないから途中で投げ出さないため永続性がある利に適ったエクササイズです。

ウィジードッグクラブのドッグダンスセラピーも、須坂エクササイズと同じくドッグダンスを楽しみながら歌を歌っていただく方式です。
そのため音楽の選曲に神経を配らなければいけません。
老人施設でビートの効いたヒップホップの曲も流しますが、やはり童謡や昔の流行歌を
必ず選曲するようにしています。
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ダンスの調査では、社交ダンスを週に2回されている75歳以上のお年寄りは、脳内のセラトニンとノルアドレナリンの量が増えてネガティブな気持ちを抑え集中力を高める効果があり認知症のリスクが軽減されるという報告があります。

ドッグダンスセラピーは、ダンス、音楽、犬の3つが完璧にコラボするレクレーションへと発展しています。

2020年には認知症の患者さんが800万人となります。
亡くなった祖父は、食後に必ず「飯まだか~!」と聞いていました!
母が「おじいちゃん、今食べたでしょ」と話していましたが、祖父は食べたことを憶えていませんでした。
私は祖父のDNAを受け継がないようにするためにカラオケとドッグダンスに狂います。
ちなみにカラオケの18番は北島三郎風雪ながれ旅です。

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